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まずは人と人、想いをこめた古民家のつどい場【みんなの家タブノキ】後編

想う

自分の中にある違和感をそのままにして生きることはできない!

という強い思いと、

行動力・周囲の方の協力から生まれたつどい場【みんなの家タブノキ】

タブノキのいま・そして未来への展望や地域への想いもお伺いした、後編スタートです。

イベントではなく、日常をつむぎたい

インタビュー中に何度か『つむぐ』という言葉が出てきました。

つなげるではなく、つむぐ。

『つなげて終わり!ではなく、つなげ続ける』

イベントをして楽しかったね!の一過性ではなく、日常のああだこうだ話していることをつむいでいきたいと。

まさにこんな感じです!と見せてくれた梅仕事のひとコマ。

10年後を目がけた『1日』をたいせつに

 

Twitterを毎日投稿されているタブノキさん。

1140字を30日書き続けたら4200字だ!と反響を気にせず、信じていたものを出し続けていたらこうなった、とおっしゃいました。

まさに、継続のたまものです。

とはいえこの調子で事業を広げたい!と鼻息が荒いわけではなく、タブノキを利用する方がやりたい!と言ったことをやれる環境でありたい。

自分たちのできることを、できる範囲でやる。

大好きなこの場所をバトンタッチできるように、20年続けられるようにやり切りたい!と、おっしゃっていた深山さん。

タブノキの日常・利用者の方が大好きで仕方ない!のだろうなあと、画面上から伝わるほどでした。

伝える場所を用意=文化の継承につなげる

お話をお伺いしていく中で、タブノキさんでしか食べられない絶品みそまんじゅうのお話になりました。

これが深山さんが掲げる目標のひとつ、現状まだできていない『文化の継承』につながります。

なぜできていないか?理由はふたつ。

 

まず、文化の担い手が少ない。

若い人は嫁姑問題のような、面倒なおばちゃんに苦手意識があるそうです。
少し残念ですが親子の間でもその習慣は失われようとしており、現におばちゃんの娘さんがみそまんじゅうを覚える気がないそう。

 

そして、継ぎ手の問題。

『私の料理なんか大したことない』という謙遜が表向きの言い分ですが、
実際は
『私がどれだけ姑からいじめられ苦労して得た知識か、お前らにはわかっていない。やるもんか』
なのだそうです。

 

どちらも説得するためには、橋渡し役が必要です。

それを僕らが担うのですと。

 

おばちゃん達には、
『このままおばちゃんの味がこの世から消えてしまったらさみしすぎるから教えて』と頼み、
若い人には、
『このままおばちゃんの味が消えたらもう食べられなくなっちゃう、皆で教わっとこうよ』と頼む。

 

伝える場所と、機会を用意して継承する。

そうまでして受け継ぎたいみそまんじゅうは、絶品です!とのこと。

最初お話をお伺いした時は、おばちゃんにやりがいを持ってもらうためなのかな?と思いましたが、貴重な文化の継承を担っていたと知りました。

とっておきの1枚を!

初めてSNSでタブノキさんを知ってから今日まで、愛しい日常を切り取った素敵な写真を数え切れないほどたくさん見てきました。

(毎日200枚近く撮っているそう。。。驚きです)

一番を決めるという言い方はちょっと違いますが、KOKARA編集部独断と偏見による、とっておきの一枚を載せて長めのラブレターを終わります。

インタビュー中、背景にずっと生活の音や会話が流れていて、まさに日常でした。

タブノキさんが全国各地にあったらどれだけ幸せだろうと思うほど、笑顔あふれるみんなの居場所だなあと思った時間でした。

会社名

株式会社タブノキ

所在地

〒384-0083 長野県小諸市市(いち)97番地

お問い合わせ

電話 :0267-31-5605
FAX :0267-31-5606
携帯 :090-8326-7333 代表:みやまなおき(深山直樹)
MAIL:mtabunoki@gmail.com

 

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